2016年 伝統の古典園芸シリーズⅠ「桜草展」
日本桜草は栽培の起源を江戸時代・寛文年間(17世紀)にさかのぼることのできる古典園芸植物で、300年の栽培史と伝統を今に伝える日本園芸植物の重鎮です。
日本桜草(Primula sieboldi)は、西洋桜草(Primula polyantha等のいわゆるプリムラ)と異なり日本原産で、花の独特のやわらかさと可憐さは日本人好みの特徴。江戸時代の人々は園芸ブーム期、種子交配を繰り返し、多くの品種を作出しました。
複数の連(現在でいうサークルや協会のようなもの)が結成され、品評会なども盛んであった桜草は、展示や鑑賞に作法が生み出されたり指南書が発行されたりする一大ジャンルで、その指南書も現在まで伝わっています。
大仙公園日本庭園では、江戸時代より伝わる伝統の5段33品の花壇展示で、約100品種の桜草をご覧いただけます。
また、数量限定で桜草苗の販売も実施します。
2016年 伝統の古典園芸シリーズⅠ「桜草展」
日時:2016年4月中旬~5月8日(日)
※気候により、開花時期が多少前後することがございます
場所:大仙公園日本庭園 休憩舎付近
桜草苗販売:2016年4月12日(火)~完売次第終了