2016 伝統の古典園芸シリーズⅣ『古典菊』

2016古典菊展バナー1920-1080

大菊の季節も過ぎ、古典菊の季節がやってきました。

その昔、中国よりもたらされた菊が、平安・鎌倉時代から独特の花が作り出されるようになり、江戸中期に各地の殿様の保護奨励によって地域独特の発展を遂げ、今に受け継がれてきた「肥後菊」「嵯峨菊」「伊勢菊」「江戸菊」「丁子菊」等のことを「古典菊」と言います。
京都の大覚寺では門外不出とされた「嵯峨菊」、伊勢の国司や伊勢神宮との関わりで栽培・発展した「伊勢菊」、熊本で門外不出であった「肥後菊」菊細工の見世物が流行した「江戸菊」、花の中心が盛り上がって咲く「丁子菊」があり、中輪の花を咲かせます。
明治時代になると、花形の変化よりも大輪を求めるようになり、現在多くの菊花展で展示されている「大菊」の3本作りやだるま作り、福助作りが盛んになりました。

当園では上記5系統を、伝統の仕立て方で展示しております。
通常の菊花展ではあまりお目にかかることのない古典菊、どうぞ皆様ご鑑賞下さい。


■2016 伝統の古典園芸シリーズⅣ『古典菊』
展示時期:11月上旬頃~下旬頃
場所:大仙公園日本庭園 休憩舎周辺
展示数:常時40鉢程度

※日々の咲き具合は日本庭園ツイッター(https://twitter.com/daisenteien)でもお知らせしています!



2016古典菊展チラシ表横1000

2016古典菊展チラシ裏横1000
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